川崎市議会 2020-03-02 令和 2年 第1回定例会-03月02日-02号
私たちは、差別のない人権尊重のまちづくり条例の審議においてもLGBTQへの差別の実態を取り上げ、アウティング禁止も含め、市が支援する姿勢を明確にし、発信すべきと求めてきました。今回、パートナーシップ制度の検討とともにSOGI支援宣言を行い、SOGI当事者支援と差別をなくすための啓発を全庁的に取り組む決意を示すべきと思いますが、市長に伺います。
私たちは、差別のない人権尊重のまちづくり条例の審議においてもLGBTQへの差別の実態を取り上げ、アウティング禁止も含め、市が支援する姿勢を明確にし、発信すべきと求めてきました。今回、パートナーシップ制度の検討とともにSOGI支援宣言を行い、SOGI当事者支援と差別をなくすための啓発を全庁的に取り組む決意を示すべきと思いますが、市長に伺います。
その中で切実に寄せられたのは、差別と偏見の中で苦しめられてきた現実と差別根絶の立場から条例に明確な差別禁止条項を規定してほしい、とりわけ障害部分では合理的配慮を欠くことを禁止内容とした禁止規定、LGBT当事者の方からはアウティング禁止を盛り込んでほしいとのことでした。代表質問、委員会審議を通じて、不当な差別的取り扱いの概念にこれらの内容が含まれ得ることが認められました。
実際、国立市はアウティング禁止を盛り込んだ条例も制定しています。不当な差別的取り扱いには含まれない、合理的配慮を欠くことの禁止、性的指向、性自認を他者が本人の意思に反して勝手に公表すること――アウティングの禁止を盛り込んだ明確な差別禁止規定を設けてほしい、当事者の方々のこの要望に応えないのでは、人権全般条例の存在意義が問われることになりませんか。